THIS IS A PART OF MY LIFELOG.
120126
金沢という街の文化づくりにおいて、僕はいつもこの町はいつか一人の天才が生まれることを待ち続けているのではいだろうかと思う。
ピカソが死しても尚、絵画とその人生の軌跡となった場所に人々を呼び込むように、金沢もまたそのような大きな天才を待ち望んでいるような気がしてならない。
江戸時代の文化政策からずっと待ち続けているのである。
その過程で、多くの優秀な文人や作り手が現れた。人間国宝と言われる作り手も多く輩出した。人間国宝が生まれるたびに万歳をしながら「おめでとう。でも、しかし、僕らがまっていたのはこの人ではない。もっと違う天才なのだ。」と心の内で思っているような気がしてならないのだ。
いつか現れるかもしれない天才をうむために、文化を継承し、環境をつくり、わずかでもその天才が生まれる確率や才能が育まれる土壌を長い時間かけて整えているように見える。
三百年ちかく待ち望み、いまだ現れない天才に恋い焦がれつづけている間、この金沢の街は待ち人を恋い焦がれる女性のように静かな華やかさをもって待ち続けているのだろう。その雰囲気がまた人を静かに魅了する。さらりとしていた素振りができるようにどこか緊張の糸をはりながら、天才のゆりかごとしての文化のまちを高めながら、ある日に生まれてくるであろう天才を待ちつづけるのではないだろうか。
僕は、ずっとそんなことを思っている。
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- Artist: æ°¸ç¬æ£æ
- Track: æä»£ã¯å¤ãã(THE TIMES THEY ARE A-CHANGIN')
- Album: Vending Machine
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111013
朝から幾つかの打ち合わせを重ねて、今から帰る。夜の10時過ぎるとはいえこんな時間に家にいれるのは久しぶりである。
寝る前にウトウトする子どもの顔を見たのも出張に連れて行ったホテル以外で言えば、だいぶ見れてない。
そろそろいったんスローなステップに切り替えないとな。
110920
ひさびさに広告じみた仕事をうける。合う人が多い、話し合うことが多い、悩むことが多い。この辛さの中の楽しさはしっている。しかし、いつもふとした途端に、この楽しさは、消費社会やより消費者を高度にしていくことを目的としたもの作りや広告作りからきていると気づき、どこか喪失感をもったまま仕事に挑む自分がいる。
仕事と私事の区別ができない自分だからこそ、今回の仕事も自分を見失わないように仕事をしないとな。
110906
昨日、greenzにて兼松くんに呼ばれ話しをしてた縁(えん)のある物作りについて、ちょうど昨日の帰りから読み始めた中沢新一『日本の大転換』前半に「キアスムの構造」というテーマでなぜ商品には縁がないのかが書いてあった。
市場が社会を包摂するときに縁は交換途中にてプラスαなものを含み重ねてしまうため、純粋な合理的かつ円滑的な交換行為を妨げるということらしい。
では社会が人が市場を包摂して自然と向き合う時代を目指すにおいて縁は不要かと言えばその逆な訳だ。
とは言え、商品を包みこむ膜の様な存在でキアスムを持ち込むにも現在の市場原理にとっては潤滑性を落とすものである訳だから、まずはうまくキアスムを内部要素として商品の様相で包み込んだものを合理市場が気づかない形で持ち込み始めるしかない。
おそらく現在はこの状況にある。縁や自然との繋がりをまずは商品の顔をさせて生活の中にしっかりと潜ませておくのだ。
来るべき時代へのものづくりはいまこの様な段階にあるのだと思う。
110904
僕にとって001
僕にとって自分の椅子と言えば『ニーチェア』。
まだ自分が幼く小児喘息を患っていた頃、朝方、室内からベランダに出して朝の湿気を帯びた冷たい空気をすいながら包まれる様に座って寝ついた記憶と恩恵に預かった所もあるが、
何より形、作り、シルエット、収納性全ての明快さと、収納時用停め紐に剣道の篭手紐使い生産者や作り手の出生をマーキングしてるとこだとかが理由。
もう25年近くシートを張り替えながら愛用している。
110903
そろそろいい歳になってきたのと、ものを無くさない様に、一つずつ、ブランドは気にしないけど、しっかりと
持ち続けれるものを選ぶ。
あとはできる限り、自分に縁かゆかりがあるものを選ぶ様にする。
しかし、一つに息つくまで、結局はいろんなものを使ってしまうんだろうな…笑
110901
残念な事に、申し込んだ助成金が最初から連絡されていたもの以外、ことごとく通らなかった。何か内容に不備があったのかも知れないけれど、良いプランであれば裏工作なんかいらないと思い上がった事も原因だった。
この様な業界で全力尽くすということはしっかりと繋がりや力関係を理解することなのかと思うと大人になってそれを理解して乗りこなせばれば良いのだろうけど、それもヤダ。
110812
いま、伝統工芸の仕事をする事は、一度、断絶してしまった生活や使い手や社会やマーケットやその他書ききれないほどのものとの繋がりを作り直すということ。 共有できる目的と仕組みを作ること。
110726
アメリカの債務超過を目前に激しい攻防がなされている。 ドルを買うならいまだろう。とは思うがお金でお金を増やすというのがなんだか性に合わないので、仕方が無い。
アメリカ議会は共和党の提案で進むのだろう。しかし、これで急なイラクやアフガニスタンからの撤退で現地派どうなるのだろうか。
世界の果てまで金と資源を稼ぎに行ったアメリカがいっときの間、憂国主義的な法制をひいた際にどう経済は狂うのだろうか。
アメリカの危機管理はアメリカの存在のみを最優先としている。果たしてその結果、ババを無理やり引かされるのは誰だろうか。
薄々は感じているけれど、一番ではなくとも、それなりのババを日本は引き、そのための結果はわれわれにもくる。さらには大きなババを引かされる途上国ではどうなるのか。
もうそろそろ誰かにババを引かせる経済ゲームをやめにしないかい?
誰もが思っている単純なことは何故か叶わない。 融解していく世界の中で、お互いの浸透圧の差で隣接点で発生する科学変化に耐えられなくなっているにもかかわらず旧世代から引き継いだ経済の仕組みはまだまだ続きそうだ。
